以前、子どもの通学時の荷物の重さについて
ブログに書いたのですが
これに関連して、新聞社からお問い合わせをいただきました。
取材協力をした記事が
公開されましたので、
ご紹介します。
今回、子供の背負う荷物の重さと
体や姿勢への影響について回答するにあたり、
海外の関連研究の論文をチェックしたのですが、
海外でもスクールバッグの重さが
問題になっていることがわかりました。
海外ではさまざまな調査研究により、
子どものバックパックなどの重さの目安を
「体重の10%以下」とすることを
目安としているようです。
20年近くかけて成長を続ける人間の体なので、
成長過程の半ばにある子どもたちの
筋肉も骨格も姿勢も、
まだまだ不安定です。
荷物の重さをある程度のラインで
制限することが、
子供のQOL向上につながり、
慢性痛の予防につながる、
という、
今現在のことだけでなく、
健康な体での成長を促し、
未来の日本人の腰痛を減らし、
介護予防になる可能性まであります。
そう考えると、
国、教育機関、各家庭がそれぞれ協力して
取り組んでいくべき
大きな課題としても
大げさではない、と思います。