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新東京カイロプラクティック協同組合 姿勢調整師会 公式ブログ

フィギュアスケートと体づくり

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アメリカのBrigham Young Universityの研究によると、

フィギュアスケート

ジャンプをして着氷する時に、

選手の体にかかる負担は、

体重の5~8倍にもなるそうです。

 

出典元: 

news.byu.edu

 

ってことは、

体重50kgだとしたら、

体にかかる負担は400kg!

 

選手たちはあんなに華奢で、

演技で魅せる華やかな競技なのに、

過酷さはほかの競技に負けていません。

 

 

競技スケーターはトレーニングで

1日に50回近くジャンプを跳ぶそうで、

週に5日近くトレーニングしているとのことなので、

習慣的に繰り返し

その衝撃を受け続けているんですね。

 

 

体重の8倍という衝撃を

一旦体で受けとめ、

その衝撃の力を

できる限り速やかに

体外に逃がす。

 

ということができないと、

ジャンプの成功はない、

と言えます。

 

フィギュアスケート

ジャンプからの着氷後に

体が流されたり、

転倒につながったり、

ということが起こるのは、

その衝撃を

体がうまく処理できなかった時に

起こっている、

ということができます。

 

 

今回の平昌オリンピック

男子フィギュアスケート

金メダルをとった羽生結弦選手の

ジャンプの映像。

 


【NHK】驚異のジャンプ! 羽生結弦<ピョンチャン>

 

とにかく軸がぶれないですね。

 

飛ぶ前の回転から降りるところまで、

頭から足まで、

体の中心を突き抜ける線を

引いたとして、

それがぐちゃぐちゃ曲がったり、

倒れていったり、

しないわけです。

 

こんなふうに

飛び上がる前から着地までの間に

駒のように軸をぶらさずに

体を回転させるためには、

 

跳んだ瞬間の姿勢を保つための筋力と、

それを保つことを邪魔しない

体の軽さも必要。

 

 

どこかの筋肉だけが

異常に発達している、

とか、

下半身で支えなきゃいけないから

足の筋力を強化しすぎる、

ということをすると、

筋肉の重さにより

飛び上がる高さが不足したり、

着氷時の負担が増加したり、

ということにも

なりうるわけです。

 

 

プロアマに限らず、

スポーツをしている人の中には、

筋力トレーニングに重きをおいて

筋肉増強をはかることに

一生懸命なケースが見られますが、

 

実は、選手一人ひとりの

全身の姿勢バランスを見ながら、

そのスポーツの特性に合わせて

必要なことを必要なだけ行う、

ということが

怪我や痛みの予防になるし、

そのスポーツを本当の意味で楽しみながら

よい結果を出すことに繋がりやすいだろうな、

 

と羽生選手の

体のラインを見るたびに感じます。

 

 

羽生選手は11月に足首を痛めて

氷上のトレーニングを

長期で休むことになったそうですが、

そうやって常に衝撃を受け続けてきた

足をしっかり休ませたことが

今回は万全の状態で臨めて

結果的によかった、

と言えるのでしょう。

 

しっかり休息することも、

体が元気に動くためには

大事なことです。

 

オリンピック選手の映像を見たり、

エピソードを聞いていると、

私たちが日ごろの体づくりにおいて

大切にしたいヒントに気づくことができます。

 

eplus.jp

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